NYの出張時間の合間を利用して
一度訪れてみたいと思っていたメトロポリタン美術館へ
足を運んだ。
一日では見切れないと言うこの美術館。
想像以上に大きかったので、残念だが観るエリアを
絞り込んで行くことにした。
まず入るとエジプト美術の世界が広がる。
まさにツタンカーメン展そのものの世界だ。
ミイラや棺、装身具が並ぶ。
点数の多さも驚くのだが、紀元前3100年から600年代の
ものとは思えない細工の素晴らしさに目を見張るものがある。
あとで知ったのだが、総数は3万6000点あまりもあるそうだ。
デンドゥール神殿の前には守り神だろうか?
次に、ヨーロッパ絵画やアメリカン・ウィングのブースへと
進む。
この時点で既に3時間以上が経過した。
少し疲れたので、中庭が眺めることが出来るカフェで
休憩をした。
まわりを見渡すとこれもまた素晴らしい建造物である。
足の疲れも取れ、引き続きヨーロッパ美術や家具を
鑑賞した。
いよいよ、最後の楽しみとしてとっておいた19世紀ヨーロッパ絵画
のブースへと足を運ぶ。
この美術館に来て、最初からずっと驚くことがある。
名品ばかりが展示されているというのに
撮影は自由に撮れるし、彫刻などに触れても
注意される事はない。
ロダンの彫刻に皆がベタベタ(まさにこの表現がピッタリだ!)
触っているのである。
最初は戸惑っていた私も、名画ピカソの前では
ついニヤけた顔で、近くにいる方に撮って頂いた。
この美術館の作品は一級の中の一級ぞろいだ。
ルノアールも素晴らしかった。
撮る手も震えるほどの感動だ。
モネの睡蓮も素晴らしい。
気が付けば、夕方になっていた。足早に観たつもりだったが
半分近くは観れずに終わってしまった。残念であった。
またNYに行く機会があれば再び、訪れたいと思う。
- 前の投稿:「美術品を手放す思いは皆それぞれ。」→
- 次の投稿:「夏期休業のお知らせ」→