画廊には、古い言葉や昔からあるものを良く使うところだと思う事があります。
会社ですと社員1年目、社員2年目等と言うのでしょうが、画廊の世界では第一番頭、第二番頭と
呼びます。
第一番頭は、社員1年目ではなく、古いベテラン社員順に使われます。
また、今ではお洒落な使い方もする風呂敷ですが、画廊では、大きな風呂敷で絵画を包み運ぶ習慣が残っています。丁稚奉公の風習が残っているのでしょう。
いかに手早く、シュッと心地よい音を立てて包み結ぶかも番頭の力量が垣間見れます。
風呂敷の畳み方も誰が最初に決めたのでしょうか?どの番頭も同じように手早く畳んで運びます。
今時、「番頭さん!」なんて呼んでいるところをみかけたら、びっくりするかもしれませんね。
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