私は画商を40年以上、営んでおりますが最近はお客様から「絵が欲しい」と言われる事よりも
「絵を売りたい」と言われることが多くなってきました。
長く画商を続けていると時代の流れとともにお客様のリクエストも変わって来るものです。
デパートではすっかり絵画も売れなくなってきました。
「絵を売りたい」というお客様は概ね、父が購入したものや祖父が持っていたものを問い合わせてくるケースが多いですね。
家の様式も変わって来た今、日本画や掛軸などは飾るところが無くなっているのでしょう。
連絡方法はメールや電話であったりします。お客様が一番気になる所は、現在の相場価格、つまりはいくらで売却できるか?なのですよね。
少しでもお客様が満足して頂けるよう、売却するまでの流れを丁寧にご説明させてもらってます。。
思い出の作品だったりするものもあるでしょうから、納得して頂いて現金化し喜んで頂けるよう
心がけている次第です。
問い合わせたら、絶対に売らなければいけない訳ではありません。
いつでも気楽に連絡をしてください。
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