8月12日、夏休み初日社長が私達スタッフを
「二科100年展」に連れて行ってくださいました。
お昼前に六本木を出発
社長の車で上野公園まで楽ちん移動です。
今日は酷暑というほどではないにしろ、
軽く30℃は超えています。
夏休みの真っ最中、やはり動物園に向かう親子が多いみたいです。
上野公園に到着してまず向かったのは「上野精養軒」
やっぱり、良いものを鑑賞するときはお腹が空いててはいけません。
「上野精養軒」のカフェラン ランドールはテラス席から
不忍池を望める明るくオープンな居心地の良いレストランです。
伝統のドミグラソースを堪能できる、明治のエスプリが感じられるお店です。
今回はTBSで放送された「天皇の料理番」とのコラボメニュー、
「牛かつドミグラソースセット」を頂きました。
セットにはパンかライス、デザートにいちごのムース、
コーヒーが付きます。
このドミグラソース、深い味わいです。
そしてどこかホッとするお味。
誰もが大好きなお味です。
さてさて、本題の「二科100年展」です。
「二科展」が今年100回目を迎えることを記念して開かれた
「伝統の洋画家たち~二科100年展」。
ヨーロッパの新しい美術を受け入れながら、独自ののものを
作りあげていった日本の画家たち。
岸田劉生、有島生馬、佐伯祐三、小出樽重、
古賀春江、藤田嗣治、岡本太郎、東郷青児…
二科展の100年の歴史を感じながら会場を巡りました。
お借りした音声ガイドからは
俳優の石坂浩二さんが作品が生まれた背景やエピソードを
解りやすく解説してくださいます。
私がぜひもう一度巡り合いたかった作品は
こちら
佐伯祐三 「新聞屋」 (こちらの写真は図録からです)
「新聞屋」はパリの古びた新聞店を描いた作品です。
画面の中 躍動する色とりどりの新聞や雑誌。
ブラマンクから吸収した表現力と水墨画に着想した
巧みな描写。
パリの何の変哲もない風景を力強く描いた佐伯の作品に
釘づけになった何十年も前の自分に戻ってしまいました。
まだこの100年展に行かれていない方、
なつかしい想い出の作品に再会出来るかもしれません。
今回の展覧会では草創期、揺籃期、発展と解散、再構期の
4グループに分け、それぞれの時代を象徴する作品
約120点で構成。
日本の洋画史を彩どる傑作が一堂に会する
貴重な機会になっています。
絵画だけではなく、
二科展の歴史を語る貴重な写真の数々も見ものでした。
「伝説の洋画家たち~二科100年展」は9月6日まで。
東京都美術館 月曜休み
東京都台東区上野公園8-36
- 前の投稿:「夏休み終了。今日からまた張り切って行きます!そして季節は秋の気配が…。」→
- 次の投稿:「夏休み思い出話~スタッフ編~」→