週末、上野公園も東京国立博物館で開催中の
「フランス人間国宝展」に行ってきました。
表慶館で行われている「フランス人間国宝展」ですが、
この表慶館がまたとても素敵な建物でした。
明治33年(1900年)、皇太子(のちの大正天皇)のご成婚を
記念して計画され、明治42年に開館した日本で初めての本格的な美術館です。
中央と左右に美しいドーム屋根をいただき、上層部の外壁面には
製図用具、工具、楽器などをモチーフにしたレリーフがあります。
明治末期の洋風建築を代表する建物として昭和53年、
重要文化財に指されました。
内部は撮影禁止だったので写真がなくて残念ですが、
内部にも美しいレリーフや、階段の手すりの美しいアーチや彫刻などなど
ため息がでるほど素晴らしい建物でした。
さて、展覧会のほうですが、
フランス人間国宝(メートルダール)とは、フランス文化・通信省により
伝統工芸の最高技術者に授与される称号です。
1994年、日本の通称「人間国宝」(重要無形文化財保持者)にならってつくられ、
ユネスコにも登録されています。
陶芸、革細工、真鍮細工、メガネ、扇に日傘などなど
どの作品も熟練の技、革新的なセンスでため息がでる美しさでした。
是非、この美しい手仕事の技を間近でご覧になってみてはいかがですか?
「フランス人間国宝展」
2017年9.12㈫~11.26㈰
東京国立博物館 表慶館 (上野公園)
お問合せ 03-5777-8600
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