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武蔵野美術大学と多摩美術大学

2017年03月15日(水)

 

今年も3月12日、東京藝術大学の合格発表がありました。

 

 

 

今年も難関なのは健在で、日本画科は16.9倍

 

 

 

油画科は19.4倍、デザイン科は14.8倍、彫刻科は10.6倍で

 

 

 

美術学部の平均は12.6倍でした。

 

 

 

狭き門ですね。

 

 

 

実は知り合いのお嬢さんでちょっと気になる出来事があり、

 

 

 

武蔵野美術大学と多摩美術大学の両方にもし合格したら

 

 

 

どちらに入学するのが良いのかしら?

 

 

 

と、素朴な疑問が湧いたのです。

 

 

 

 

多摩美術大学

 

 

 

 

武蔵野美術大学

 

 

 

 

多摩美は現代美術よりで絵画を追及するというよりも

 

 

 

オブジェを制作したり、パフォーマンスをしたりと自由な感じらしいです。

 

 

 

武蔵美は写実力を鍛えたり、にかわのキャンパスの塗り方など絵の基本を

 

 

 

しっかりやっている印象。だから絵を描きたいなら武蔵美でしょうか?

 

 

 

多摩美で描けないわけじゃないんでしょうけど、

 

 

 

ほとんど入るとみんな基礎は無視していて、

 

 

 

まれに天才的な表現は生まれる余地はあっても下手になるという話も聞きました。

 

 

 

画家としてやっていけているのは武蔵美が多いとか。

 

 

 

現代美術やパフォーマンスをやりたいのなら多摩美。

 

 

 

絵を描きたいのなら武蔵美というご意見です。

 

 

 

古い美術を学びたい人は多摩美では辛いものがあるそうです。

 

 

 

そこでちょっと考えました。

 

 

 

武蔵美に行けば基礎からしっかり絵の技術が学べて描くことに集中出来る

 

 

 

しっかり絵が上手になって画家としてやっていける

 

 

 

なんて、ことにはまずなりません!

 

 

 

今、どんなに絵が上手でも技術が素晴らしくても

 

 

 

悲しいことに絵で食べていける人なんて一握りもいるかな?

 

 

 

というのが現状です。

 

 

 

オークションで高値が付くのは現代アートが主流です。

 

 

 

それも一部の強烈な個性を持った人気作家だけです。

 

 

 

かつての巨匠と言われた画家たちも値を下げる一方なのです。

 

 

 

よく、代表の安食と話すのですが、

 

 

 

今、絵を買おうという40代、50代の人たちは

 

 

 

かつて巨匠といわれた画家の作品を部屋に飾りたいと思うか?

 

 

 

現代的なスタイリッシュな部屋には

 

 

 

スタイリッシュな現代アートを飾りたい。

 

 

 

そういうことなんでしょうね。

 

 

 

絵の世界も時代のニーズと作品の技量だけでは

 

 

 

どうにもならない、新しい風が吹いていると感じます。

 

 

 

ちなみにその知り合いのお嬢さんは

 

 

 

 

 

東京藝大志望でしたが、現役の時は藝大だめで武蔵美と多摩美に合格。

 

 

 

多摩美に入学しましたが、一年後の藝大に再チャレンジするもだめ。

 

 

 

多摩美を中退し2年目も藝大にチャレンジするもまた振られ、

 

 

 

今度は武蔵美に入学するそうです。

 

 

 

そんなわけで考えてしまいました。

 

 

 

 

 

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