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洋画家 山中雅彦先生について②

2021年04月30日(金)

そんなある時、山中先生は利き腕を大怪我してしまいます。

山中先生は左利きなのですが、ある日自転車に左腕を激突し、
そのまま当て逃げされてしまったのです。

左腕の拳を痛めたとかでもう、左手で筆が持てなくなってしまったのだそう。
なんともやるせない出来事です。

ところが、先生は利き手ではない右手で筆を持ち
静物画を完成させて持って来たのです。

それは利き手で書いた作品と変わりなく素晴らしい
ものでした。


「果物のある静物」4F
山中先生が利き手ではない右手で書かれた作品です。

この先生の精巧な技術は誰にも真似の出来ないものです。

これだけの巧みな技術をもった作家さんですから、

私も今後とも応援して行きたいと思っています。

先月、3月16日のことですが、テレビ朝日系列の「じゅん散
歩」という番組で山中先生の作品が紹介されました。

タレントの高田純次さんが桜新町を散歩中訪れた
「長谷川町子美術館」。

美術館の所蔵作品の中に山中先生の作品が3点あったのです。

しかも、一番の特等席に展示されていました。

美術館の作品なのでここではご紹介出来ませんが

お散歩がてら長谷川町子美術館へ行かれてはどうでしょう。

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