こんにちは。
今日は、織田広喜先生についてお話をしようかと思います。
祖師谷のご自宅へ通うこと数十年。
作品を戴きにあがる時いつも思うことがある。
今までに、相当な点数を戴く度に思うこと。
広喜先生はどんな方にも差別なく平等に会ってくださり、作品を惜しみなく何点でも見せてくれる。
普通のことのように思う方もいるかもしれませんが、
画家の先生が、作品を床いっぱいに広げてくれる行為は
信じられない事なのである。
正直、初めて伺ったときは面食らった。
こんな先生がいるのかと実に驚いた。
大家の先生から作品を戴けること事態がありがたいというのに
「選んでください。」という言葉に、笑顔に
温かいものがそこにある。
心苦しい気持ちと嬉しい気持ちが入り混じりながら作品を選ばせて戴くと
広喜先生は、決まってこう尋ねる。
「こんなので良いのですか?」
まずい作品を選んでしまったのかとあせる私に先生は、
はにかみながら、少年のような優しい顔で、はずかしそうに渡してくれる。
いつもその手は油絵の具にまみれたいたずらっこのような手だ。
人間の心の大きさをいつも感じずにはいられない。
画商でありながら、私はすっかり、織田先生のファンになってしまった。
それからの私はというと・・・・・。
・・・・・・・。
話が果てしなく長くなりそうなので、次回、また語ろうと思います。
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