この仕事をしていると、年に1回は大量に処分をするのですが、
画集やカタログが大量に増えます。
画集はもちろん大事な商売道具です。
洋画家、日本画など作家さんの画集は、代表作はもちろんの事
若書きの作品から晩年の作品まで掲載されています。
ただ、鑑賞用としても十分に楽しめますが、その時代のタッチや作風の変化、
そして作家さんによってはサインも変えたりするので、
サインを見ればいつの時代の作品かを知ることも出来ます。
真贋を調べる時にも大変に役に立つ資料となるのです。
画集は高額な物が多いですが、仕事には必要な資料です。
カタログは殆どがオークションのものです。
これは毎月の相場の変化を把握するためには、とても大切な資料です。
そんな訳で、あっという間に1年間で山のように溜まる書物は相当なものです。
古くなってしまった資料だけは必要がなくなってくるので選別して処分をするようにしています。
画商さんによっては、古い資料も大切に保管してあり、壁全部が本棚なんて光景もみたりします。
- 前の投稿:「画商になりたい人」→
- 次の投稿:「絵画買取エピソード③ 真作・贋作」→